12月(師走)は、本当に犯罪が多いのか?犯罪の季節性を統計で考える

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12月(師走)は、犯罪全体で見ると多い月ではありません。法務省の犯罪白書の月別のデータ(2015〜2019年の平均)では、12月の刑法犯は12か月の中で10番目です。ただし、住宅を狙う侵入窃盗は12月が4番目に多く、すりは12月がいちばん多い月です。

この記事では、犯罪の件数が月によってどう変わるか(犯罪の季節性)を、公的な統計で確かめます。

先に結論です

  • 刑法犯(全体)で見ると、12月は12か月中10番目。少ないほうです
  • いちばん多いのは5月、次が10月。いちばん少ないのは2月です
  • ただし、住宅を狙う侵入窃盗は12月が4番目に多く、すりは12月がいちばん多い月です
  • 住宅を狙う侵入窃盗の12月の順位は、年によって大きく動きます(2019年は1番目、2015年は10番目)
  • 数字は、法務省「令和4年版 犯罪白書」の全国・月別の認知件数で、2015〜2019年の平均です
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犯罪の季節性とは

犯罪の件数は、月によって上がったり下がったりします。これを、ここでは犯罪の季節性と呼びます。「年末は犯罪が多い」とよく言われますが、本当にそうかを、月別の数字で見てみます。

使ったデータ

法務省の「令和4年版 犯罪白書」第7編第3章第2節1に、全国の刑法犯の認知件数を月別に並べた図(7-3-2-1図)と、窃盗の手口別の図(7-3-2-4図)があります。白書には、警察庁刑事局の資料に基づいて各月の認知件数を算出したと書かれています。

2020年と2021年は、新型コロナの影響がある年です。そこでこの記事では、白書に載っている2015〜2019年の平均を中心に見ます。

12月は本当に犯罪が多いのか。全国・月別の認知件数(2015〜2019年の平均)。刑法犯は12月が10番目、住宅を狙う侵入窃盗は4番目

刑法犯(全体):12月は10番目

刑法犯(全体)の月別の平均は、次のとおりです。12月は71,887件で、12か月の中で10番目です。いちばん多いのは5月(83,502件)、次が10月(81,804件)。いちばん少ないのは2月(66,611件)です。

月刑法犯(全体)侵入窃盗(住宅対象)
1月69,329件2,937件
2月66,611件2,620件
3月74,160件3,063件
4月74,858件2,955件
5月83,502件3,258件
6月79,589件2,927件
7月80,486件3,062件
8月80,149件3,219件
9月76,883件3,072件
10月81,804件3,305件
11月75,947件3,017件
12月71,887件3,128件
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住宅を狙う侵入窃盗:12月は4番目

一方、住宅を狙う侵入窃盗は、12月が3,128件で4番目に多い月です。いちばん多いのは10月(3,305件)、次が5月(3,258件)、8月(3,219件)です。

種類ごとの、12月の順位

2015〜2019年の平均で、12月が12か月の中で何番目に多いかを、種類ごとに並べました(当社で順位を付けています)。

種類12月の順位(12か月中)
刑法犯(全体)10番目
窃盗(全体)10番目
侵入窃盗(総数)8番目
侵入窃盗(住宅対象)4番目
ひったくり9番目
すり1番目
自動車盗12番目(いちばん少ない)

住宅を狙う侵入窃盗は、年によって大きく動く

年ごとに見ると、住宅を狙う侵入窃盗の12月の順位は大きく動きます。2018年は2番目、2019年は1番目でしたが、2015年は10番目でした。2020年と2021年は、新型コロナの影響がある年です。

年刑法犯(全体)侵入窃盗(住宅対象)
2015年10番目10番目
2016年10番目5番目
2017年10番目4番目
2018年10番目2番目
2019年9番目1番目
2020年10番目10番目
2021年10番目9番目

刑法犯(全体)の12月は、どの年も9番目か10番目で、少ないほうです。

当社の現場では

当社では、12月に防犯カメラの相談が増えるという実感は、今まではあまりありませんでした。ただ、まわりの同業者は忙しそうです。

よくある質問

12月(師走)は、本当に犯罪が多いのですか。

法務省の犯罪白書の月別のデータ(2015〜2019年の平均)では、12月の刑法犯は12か月の中で10番目で、少ないほうです。

12月に多い犯罪はありますか。

同じデータでは、住宅を狙う侵入窃盗は12月が4番目に多く、すりは12月がいちばん多い月です。

犯罪がいちばん多い月はいつですか。

同じデータでは、刑法犯の件数がいちばん多いのは5月で、次が10月です。いちばん少ないのは2月です。

年末に防犯カメラを付ける人は多いですか。

当社では、12月に相談が増えるという実感は、今まではあまりありませんでした。ただ、まわりの同業者は忙しそうです。

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現地調査は無料です。そのうえで、お見積りをお出しします。

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