鉄工所の防犯カメラ。鉄くずを積んだトラックが、車ごと盗まれた例も

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鉄工所では、盗難に注意を払う工場が多いです。お客さまからは、鉄くずを満載したトラックが、車ごと盗まれた例もあると聞いています。トラックの盗難は、けっこうありそうな話でした。トラックを使う運送会社などでも、同じことに気をつけたいところです。

この記事の前半では、当社がお客さまから聞いた話を紹介します。後半では、自動車盗の件数や手口を、警察庁などの公式の資料をもとに紹介します(確認日:2026年11月7日)。

先に結論です

  • 鉄工所では、盗難に注意を払う工場が多いです
  • 鉄くずを満載したトラックが、車ごと盗まれた例もあると聞いています
  • トラックの盗難は、けっこうありそうな話でした。運送会社など、トラックを使う会社でも同じです
  • カメラの位置は、問題がすでに起きているかどうかで変わります。起きている場合は、問題の場所を重点的に付けます
  • カメラの画角は約90度でお考えください。必要があれば、問題の場所のアップなども可能です
  • 対策は、カメラに加えて、キーの管理、ハンドルロック、門扉、センサーライトなどを組み合わせます(記事の「対策のまとめ」)
  • 茨城県警察も、複数の対策を行うよう呼びかけています。警報が鳴ってから警察が着くまで、30分はかかると思っておいた方がいいでしょう。場所によっては、もっとかかる場合も。だから、盗むまでの時間を長くする対策を組み合わせます
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自動車盗の件数や手口、警察が呼びかけている対策は、記事の後半「くわしく知りたい方へ」にまとめています。

鉄工所の防犯カメラ。鉄くずを満載したトラックが車ごと盗まれた例。自動車盗は令和7年に6,386件(警察庁)

盗難に注意を払う工場が多い

鉄工所では、盗難に注意を払う工場が多いです。これは、金属などの廃品処理工場も同じです。

鉄くずを満載したトラックが、車ごと盗まれた例

お客さまの鉄工所からは、鉄くずを満載したトラックが、車ごと盗まれた例もあると聞いています。トラックの盗難は、けっこうありそうな話でした。

トラックを使う会社なら、運送会社なども同じです。警察庁も、トラック(大型・中型・小型)を狙った犯行も発生しているとしています。

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業界紙で報じられた、運送会社のトラック盗難

物流業界の専門紙「物流ウィークリー」(https://weekly-net.co.jp/)でも、運送会社のトラックの盗難や、荷台からの窃盗がたびたび報じられています。ここでは、記事に書かれている内容を紹介します(古い記事も含みます)。

掲載報じられた内容
2021年11月埼玉県川口市の運送会社で、土日は無人になる借り車庫に止めたトラック9台の荷台が開けられ、家電22点が盗まれた(車両の修理を含む被害総額は約250万円)。車庫の防犯カメラには3人が映っていたが、出入口のカメラだけは避けられていた。会社は門扉の設置などを進めるとした
2017年8月郊外に車庫を持つ運送会社でトラックが盗まれた。周囲は畑と田んぼで街灯がなく、防犯カメラも付けていなかった。その後、門を作った
2012年4月兵庫と岡山の県境で、4トンのユニック車が車庫から約1分半で持ち出された。敷地の防犯カメラ4台が記録していた。別の会社では、5トンのユニック車が盗まれ、保険金の手元に残ったのは約200万円、代わりの車は改造費込みで約700万円。積んだ荷物ごと盗まれ、荷物の弁償を問われた例もあった
2011年3月24時間動いている物流センターで、ドライバーがキーを付けたまま作業で離れた隙に、保冷車が盗まれた。その後、止めるたびにキーを抜いて事務所に預けるようにした

記事の中には、防犯カメラが盗まれる様子を記録していた例も、カメラを付けていなかった例もあります。出入口のカメラだけが避けられていた例もあり、どこにカメラを付けるかが大事なことがわかります。

出典:物流ウィークリー(https://weekly-net.co.jp/)の記事
https://weekly-net.co.jp/news/122637/
https://weekly-net.co.jp/news/20654/
https://weekly-net.co.jp/topics/26291/
https://weekly-net.co.jp/news/12933/

カメラの付け方

カメラの位置は、具体的な問題がすでに起きているかどうかで変わります。問題が起きている場合は、問題の場所を重点的に付け、そのうえで全体をくまなく付けます。問題が起きていない場合は、全体をまんべんなく映せることを優先して、カメラの位置を決めます。くわしくは、工場の防犯カメラはどこに付ける?に書いています。

カメラの設置をお考えの場合は、画角(映る範囲の広さ)は約90度でお考えください。必要があれば、問題の場所をアップで映すことなども可能です。

トラックの盗難を防ぐために(対策のまとめ)

防犯カメラだけでなく、いくつかの対策を組み合わせることが、警察からも呼びかけられています。ここまでの話と、警察や業界紙に書かれている対策を、まとめました。

対策内容出どころ
カメラの位置トラックの盗難がすでに起きているなら、トラックを止める場所が「問題の場所」です。そこを重点的に付け、そのうえで出入口を含めて全体をくまなく付けます当社
カメラの画角画角は約90度でお考えください。必要があれば、問題の場所をアップで映すことなども可能です当社
キーの管理車を離れるときはキーを抜く。止めるたびにキーを抜いて事務所に預けるようにした会社や、キーを事務所に置かず毎日持ち帰るよう警察から助言された話が報じられています物流ウィークリー
車を動かせなくするハンドルロックやホイールロック。警察は、車を簡単に動かせなくすることを効果的な対策としています。ユニック車はアウトリガーを出して駐車する、という助言も報じられています警察庁・静岡県警察・物流ウィークリー
敷地に入りにくくする車庫に門や門扉を付けた会社の例が報じられています物流ウィークリー
光と見張りセンサーライトや防犯カメラ、警報装置、GPS追跡装置などを組み合わせる警察庁
音と光で知らせる防犯カメラの動体検知で録画機から警報を出し、セキュリティシグナル(竹中エンジニアリング TO-530)や、無線の回転灯(RXTF-40)を鳴らす。PCから遠隔で接続しておけば、鳴ったことを見逃さずに済む。くわしくはシグナル(TO-530)、回転灯(RXTF-40)当社

盗むまでの時間を長くすると、音の機器の効果が上がる

車の盗難は、とても短い時間で終わります。業界紙では、4トンのユニック車が車庫から約1分半で持ち出された例も報じられています。神奈川県警察も、侵入盗の犯人が嫌がる要因の一つに「時間」を挙げています。詳細は、こちらでご確認ください。https://www.police.pref.kanagawa.jp/kurashi/anzen_machi/mesd0095.html

当社の現場では、ハンドルロックや門扉などで、盗むまでの時間を長くするようにすれば、音や光で知らせる機器の効果が上がります。鳴っている間に、PCから遠隔で気づいて対応する時間もとれます。

警報が鳴ってから、警察が着くまで:30分はかかると思っておく

順番何が起きるか
1警報が鳴る(音と光で知らせる)
2PCから遠隔で気づき、警察に通報する
3警察が現地に着く

警報が鳴ってから、警察に通報して、警察が現地に着くまでに、30分はかかると思っておいた方がいいでしょう。場所によっては、もっとかかる場合もあります。

トラックの盗難は約1分半の例も。警報が鳴ってから警察が着くまで30分はかかると思っておいた方がいい。ハンドルロック・門扉などで盗むまでの時間を長くし、対策は2つ以上を組み合わせる

車の盗難は、数分で終わることもあります。だから、音と光で知らせる機器だけでなく、盗むまでの時間を長くする対策を組み合わせます。

ポイント:対策は、2つ以上を組み合わせる

茨城県警察の資料では、「複数の防犯対策を行いましょう」とされています。くるまのニュースの記事でも、茨城県警察が、2つ以上の対策を組み合わせることを勧めている、と紹介されています。

詳細は、こちらでご確認ください。
茨城県警察:https://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/a01_safety/security/documents/r7car.pdf
くるまのニュース:https://kuruma-news.jp/post/911548/2

盗むまでの時間を長くする方法

警察や記事では、次のような方法が紹介されています。

  • ハンドルロック・タイヤロック:愛知県蒲郡警察署の資料では、物理的な対策で時間をかけさせ、犯行をあきらめさせる、とされています。詳細は、こちらでご確認ください。https://www.pref.aichi.jp/police/syokai/sho/gamagori/images/jidousyatou0604.pdf
  • 門扉・フェンス:茨城県警察の資料では、駐車場に扉がある場合は、夜間は必ず扉を閉めて鍵をかける、とされています。愛知県蒲郡警察署の資料でも、フェンスなどで物理的な障壁を作る、とされています
  • 荷台を地面に降ろしておく:セーフティーローダーのトラックの場合です。くるまのニュースの記事では、荷台を降ろしておくだけでも時間を稼げる、とされています
  • ユニック車は、アウトリガーを出して駐車する:業界紙で報じられた、警察からの助言です

荷物を積んだまま車庫に置く「積み置き」をしている会社では、荷台を開けられて荷物を盗まれた例も報じられています。荷物を積んだトラックを止める場所も、カメラで映したい場所の一つです。

くわしく知りたい方へ:自動車盗の件数と手口

ここでは、警察庁などの公式の資料に書かれている内容を紹介します。統計は毎年更新されるので、最新の数字は出典のページでご確認ください。

自動車盗の件数

警察庁の資料では、自動車盗の認知件数は次のとおりです。平成15年のピーク(64,223件)からは1割以下に減っていますが、ここ数年は増えています。

年自動車盗の認知件数検挙率
令和3年(2021年)5,182件49.3%
令和4年(2022年)5,734件45.6%
令和5年(2023年)5,762件42.7%
令和6年(2024年)6,080件44.1%
令和7年(2025年)6,386件37.3%

令和7年は、愛知、埼玉、神奈川、茨城、千葉の5県で、全体の55.4%を占めています。

商用車も、盗まれる車の上位に入っている

警察庁の車名別の盗難台数(令和7年)では、上位10車種の中に、ハイエース(209台)、ハイゼット(114台)、キャリイ(92台)といった商用車が入っています。また、「古い型式の車やトラック(大型・中型・小型)を狙った犯行も発生している」とされています。

どこで、どうやって盗まれるか

令和7年の発生場所は、一般住宅が45.2%、駐車(輪)場が27.9%でした。エンジンキーがない状態での被害が77.8%で、過去最高とされています。手口としては、CANインベーダー、リレーアタック、家に侵入してキーを盗む、レッカー車で丸ごと持ち去る、などが挙げられています。

警察が呼びかけている対策

警察庁は、確実な施錠に加えて、警報装置、ハンドルロック、ホイールロック、GPS追跡装置、防犯ステッカー、センサーライト、防犯カメラなどを組み合わせて使うよう呼びかけています。静岡県警察は、「駐車場所への防犯カメラなどの設置」も対策に挙げています。

出典:警察庁「自動車盗難等の発生状況等について」(令和8年2月、PDF) https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/bouhan/car/2026zidoushatounan.pdf
静岡県警察の自動車盗のページ https://www.pref.shizuoka.jp/police/kurashi/bohan/higai/shajo/2007395.html
富山県警察「防犯だより」(令和6年9月、PDF) https://police.pref.toyama.jp/documents/464/bouhandayorir609.pdf

統計は毎年更新されます。詳細は、こちらでご確認ください:警察庁の資料

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よくある質問

鉄工所では、防犯カメラで何に気をつけますか。

盗難に注意を払う工場が多いです。鉄くずを満載したトラックが、車ごと盗まれた例もあると聞いています。

トラックの盗難は、多いのですか。

当社がお客さまから聞いた話では、けっこうありそうな話でした。警察庁も、トラック(大型・中型・小型)を狙った犯行も発生しているとしています。

運送会社でも気をつけた方がいいですか。

トラックを使う会社なら、同じ話です。警察庁の車名別の盗難台数では、令和7年にハイエース、ハイゼット、キャリイといった商用車も上位10に入っています。

運送会社でトラックが盗まれた例はありますか。

物流業界の専門紙「物流ウィークリー」では、運送会社の車庫からトラックが持ち出された例や、無人の車庫で荷台を開けられ家電が盗まれた例などが報じられています。

自動車盗は、どのくらい起きていますか。

警察庁によると、自動車盗の認知件数は令和7年に6,386件で、令和3年の5,182件から増えています。

トラックの盗難には、どんな対策がありますか。

防犯カメラに加えて、キーを抜いて事務所に預けるなどのキーの管理、ハンドルロックやホイールロック、門扉、センサーライト、GPS追跡装置などを組み合わせる対策が、警察や業界紙で紹介されています。

警報が鳴ってから、警察が着くまで、どのくらいかかりますか。

警報が鳴ってから、警察に通報して、警察が現地に着くまでに、30分はかかると思っておいた方がいいでしょう。場所によっては、もっとかかる場合もあります。そのため、ハンドルロックや門扉などで、盗むまでの時間を長くする対策を組み合わせます。

現地調査にお金はかかりますか。

現地調査は無料です。そのうえで、お見積りをお出しします。

参考URL

この記事で紹介した統計・対策・報道は、次のページをもとにしています(確認日:2026年11月7日)。詳細はそれぞれのページでご確認ください。

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