「防犯カメラを付けたいけれど、配線はどうなるんですか」
工事の前に、必ず聞かれること。壁に穴を開けるのか。線は見えてしまうのか。家が傷まないか。
この記事は、当社が一戸建てで実際にやっている配線のやり方。そのまま書きます。

いちばん気にされるのが、ここ。
はい、基本は新しく穴を開けます。ごまかさずに書きます。既存のコンセントの裏を使えることもありますが、それは条件が合ったときだけ。
ただし開けっぱなしにはしません。両側とも、きちんと仕上げる。ここが本題です。
壁の外側には、プルボックスという小さな箱を取り付けます。
この穴は、見る向きで呼び方が変わります。外から見れば、配線の入り口。室内から見れば、配線の出口。カメラから来た線が、ここから壁の中へ入っていきます。
プルボックスは、その入り口を覆って収めるための箱です。
そのうえでコーキングで防水加工をします。雨を壁の中に入れないため。

ここを省く業者がいます。穴を開けて線を通し、そのまま。数年後、壁の中が湿ってから気づきます。穴を開けること自体より、そのあとの処理のほうが大事です。
もうひとつ、外に出ている部分の話。
基本はPF管かVE管に入れて通します。現場に合わせて使い分けます。
ただし、屋外用のケーブルを使う場合は、管に入れずに通すこともあります。屋外用は、日光や雨に耐えるように作られているからです。
室内に出た側は、コンセントプレートを取り付けます。壁に付いている、あの白いプレート。
穴をそのまま残さず、プレートで縁取って、そこから線を出します。壁に四角い穴が開いたまま、線が垂れている——そうはしません。
正直に書いておきます。線そのものは見えます。録画機につなぐのですから、当然です。隠せるのは、壁の穴まで。

ただ、ここが処理されているかどうかで、数年後の見え方がまったく違ってきます。
配線に使うケーブルには、いくつか種類があります。当社が一戸建てでご提案するのは、基本的に同軸ケーブル。
理由のひとつが、あとで録画機だけを交換できること。
録画機は機械。いつかは寿命が来ます。そのとき同軸でつないであれば、録画機だけ替えれば済むことが多い。カメラも配線もそのまま使えます。くわしくは防犯カメラの録画機が壊れた。カメラは替えずに済むことが多いに書きました。
最初の工事で何を選ぶかが、10年後の修理代を決めます。
お客様とお話ししていて、いちばん食い違うのがここ。
カメラをどこに付けるかは、たいてい先に決まっています。玄関、駐車場、勝手口。でも配線の手間を決めているのは、カメラの位置ではありません。
録画機をどこに置くか。ここです。
当社では、録画機はテレビの横に置くのが基本。見るためです。
見方は2つ。
どちらがいいかは、使い方しだい。来客のたびに確認したい方は、後者のほうが使いやすいです。テレビを見ている家族に気をつかわなくて済みます。
ここで問題が起きます。配線の話で、いちばん大きいところ。
カメラは玄関=家の表に付けます。防犯カメラですから、当然。
一方、リビングは家の奥や庭側にあることが多い。日当たりのいい側に取るから。
つまりカメラと録画機が、家の反対側にある。
すると配線は、家をぐるりと回ることになる。表から、側面を通って、裏へ。当社が「この家は配線が面倒だ」と思うのは、まさにこの形のときです。
ここは当社だけで決めません。
どこを通すかで、仕上がりの見た目が変わるからです。この面の壁を通るのか、反対側へ回すのか。同じカメラ、同じ録画機でも、通り道によって家の印象が違ってきます。
だから現地で、「ここを通しますが、よろしいですか」とお見せしながら決めます。気になる面があれば、そう言っていただければ別のルートを探します。
工事が始まってから「そこを通ると思わなかった」となるのが、いちばんよくない。先に決めておきます。
ここは誤解されやすいところ。はっきり書いておきます。
配線が長くなっても、映像が悪くなる心配はありません。同軸ケーブルは100m以上引けます。一戸建てを1周したところで、その範囲の中。
つまり「1周回す」の何が困るのかというと、距離ではなく、通せる道を探す手間のほうです。
もうひとつ、現場で起きること。
録画機を2階や3階に置きたい、というご希望です。寝室で見たい、書斎に置きたい、1階は物を置きたくない。理由はいろいろ。
ここでルートが無いことがあります。
配線を上の階まで持っていくには、どこかを通さなければいけません。壁の中、床下、天井裏、外壁。家の造りによっては、その道が無い。
とくに3階。2階までなら何とかなることが多いのですが、3階となると、通せる場所が急に少なくなります。
この場合、ご相談のうえで置き場所を変えていただくか、別の方法を考えることになります。「3階に置きたい」とお考えなら、現地調査のときに必ず言ってください。先に分かっていれば、別の構成をご提案できます。
すべての現場で新しく穴を開けるわけではありません。例外もあります。
既存のコンセントを使える場合があります。壁の中にすでに空間があるため、新しく開けずに済むケース。
ただし、どこでも使えるわけではありません。位置が合うか、配線が通せるかは、現場を見ないと分かりません。これも現地調査で確認します。
これから家を建てるなら、話は簡単。配線を壁の中に完全に隠せます。
建てている途中で、工務店に保護管と同軸ケーブルを通してもらう。これで、外に線が一切出ません。
ただし、これには条件があります。計画の段階で相談していただく必要があることと、保護管だけ通してケーブルは後から、というやり方は勧められないことです。管が途中で曲がっていて引けなかったことが、実際に何度もあります。
くわしくは新築の防犯カメラは計画段階で相談をに書きました。
もちろん、完成してからでも普通に付けられます。この記事に書いてきたやり方が、それです。
目安です。
配線のルートや家の造りによって前後しますが、だいたいこのくらい。1台なら午前中で終わります。
4台で家の周囲を囲う構成なら1日仕事。台数の考え方は戸建ての防犯カメラは何台必要かにまとめました。
現地調査で見ているのは、カメラを付ける場所だけではありません。
ここまで見てから、お見積りをお出しします。現地調査とお見積りは無料です。
基本的に開けます。当社では新しく穴を開ける方法を基本としており、条件が合う場合は既存のコンセントを使うこともあります。穴を開けた場合、屋外側にはプルボックスを取り付けてコーキングで防水加工を行い、屋内側はコンセントプレートで仕上げます。穴がむき出しの状態で残ることはありません。見た目はふつうのコンセントとほとんど変わらない仕上がりになります。
室内側はコンセントプレートで仕上げるため、壁の穴がむき出しになることはありません。ただし録画機につなぐ線そのものは、プレートから出てきます。隠せるのは壁の穴までです。屋外側は、カメラから来た配線が壁へ入る入り口にプルボックスを取り付けて覆います。同じ穴を、外から見れば入り口、室内から見れば出口と呼んでいます。ただし、カメラと録画機の位置によっては、屋外の壁に沿って配線が走ることがあります。どこをどう通すかは家の造りによって変わるため、現地調査で確認したうえでご説明します。
当社では、テレビの横に置くことを基本にしています。見るためです。見方は2つあり、テレビの空いているHDMI端子につないでテレビで見る方法と、テレビの横に小さいモニターを置いて常に見られるようにする方法があります。来客のたびに確認したい方には、後者のほうが使いやすいことが多いです。
ご希望として多いのですが、家の造りによっては配線を通すルートが無いことがあります。とくに3階に置きたい場合、通せる場所が少なくなります。2階までなら対応できることが多いです。上の階に置きたいとお考えの場合は、現地調査のときに必ずお伝えください。先に分かっていれば、別の構成をご提案できます。
カメラは玄関などの家の表に付けることが多く、録画機はテレビの横、つまりリビングに置くことが多いためです。リビングは家の奥や庭側にあることが多いので、カメラと録画機が家の反対側になります。この場合、配線は家の側面を回って裏側まで引くことになります。当社が配線の手間が大きいと感じるのは、この形のときです。
一戸建ての場合、当社は基本的に同軸ケーブルでご提案しています。理由のひとつは、将来録画機が故障したときに、同軸でつないであれば録画機だけの交換で済むことが多いためです。カメラも配線もそのまま使えます。最初の工事で何を選ぶかが、後々の修理費用に影響します。
場合によります。基本はPF管かVE管に入れて通し、現場に合わせて使い分けます。ただし屋外用のケーブルを使う場合は、管に入れずに通すこともあります。屋外用のケーブルは日光や雨に耐えるように作られているためです。線が見えている状態が手抜きというわけではありません。通す場所、見た目、使うケーブルの種類によって決めています。気になる場合は、お見積りのときに屋外をどう通すか確認してみてください。
現地でお客様と相談して決めます。どこを通すかによって仕上がりの見た目が変わるためです。この面の壁を通るのか、反対側へ回すのかで、同じ機器でも家の印象が変わります。当社では現地で通り道をお見せしながら確認し、気になる面があれば別のルートを探します。工事が始まってから「そこを通ると思わなかった」ということにならないよう、先に決めておきます。
一戸建てであれば心配いりません。同軸ケーブルは100m以上引けるため、家を1周するような配線でもその範囲に収まります。カメラと録画機が家の反対側にある場合に手間がかかるのは、距離の問題ではなく、配線を通せる道を探す手間のほうです。
カメラ1台の設置で3時間ほど、4台で1日が目安です。配線のルートや家の造りによって前後します。1台であれば午前中で終わることが多く、家の周囲を4台で囲う構成は1日仕事になります。
条件が合えば可能です。壁の中にすでに空間があるため、新しく穴を開けずに配線できる場合があります。ただし、コンセントの位置がカメラの設置場所と合っているか、そこから配線を通せるかによります。現地調査で確認します。
隠せます。建てている途中で、工務店に保護管と同軸ケーブルを録画機の位置からカメラの位置まで通してもらう必要があります。ただし保護管だけ通してケーブルは後から引く、というやり方はお勧めしません。管が途中で曲がっていたり切れていたりして引けなかったことが、実際に何度もありました。完成後でも通常どおり設置できます。
調査日:2026年10月31日。
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